ドバイは「世界最高の生活の質を備えた都市」を目標に、都市開発計画の「ドバイ2040 都市マスタープラン」を推し進めています。その結果、2040年を目処にドバイでは、居住者が増加し土地価格も高騰すると予測されています。
今、ドバイの不動産に投資すると、家賃収入を得られたり売却時に高い収益を得られたりする可能性があるでしょう。ただし、ここで疑問なのが「どのエリアが不動産投資に向いているのか?」ということです。そこで本記事ではドバイに不動産投資をする理由とおすすめの地区を紹介します。
ドバイに不動産投資をする理由
ドバイに不動産投資をする理由には、主に以下が挙げられます。
- ・不動産投資で得た収入が非課税
- ・不動産投資の利回りは約5〜9%
- ・ドバイ2040で都市部がアップグレード
不動産投資で得た収入が非課税対象
ドバイでは家賃収入や物件売却などの、不動産投資で得られる利益に対して税金がかかりません。不動産の売り上げは、そのまま利益として計上できます。
日本で不動産投資をしたときに課せられる税金と比較しましょう。日本では家賃収入には所得税と住民税が課せられます。土地を売却する場合は、印紙税や譲渡所得税、住民税、復興特別所得税額を支払わなければなりません。
5年以上所有した不動産を1,000万円で売却する場合、税金が200万円ほど課されます。その結果、手元には800万円ほどしか残りません。ドバイで不動産を1,000万円で売却する場合、税金が課されないため利益が1,000万円になります。
不動産投資の利回りは約5~9%
ドバイの不動産の利回りは5〜9%前後とされています。利回りとは不動産の購入費に対して、1年間の家賃収入がどれくらいの割合なのかを「%」で示したものです。
1,000万円の物件の年間の収益が50〜90万円だと、利回りは5〜9%です。利回りの数値が高いほど年間の見込み収益は大きくなります。
東京の平均的な利回りは3〜3.5%とされているため、ドバイの利回りは日本に比べて非常に高い。2006年以前にドバイの不動産に投資した場合の利回りは、15%以上と言われています。
ドバイ2040で都市部がアップグレード
2021年3月13日にドバイ政府は都市計画「ドバイ2040 都市マスタープラン」を発表しました。この計画はドバイに住む人々の幸福と生活の質の向上に焦点を当てた計画です。主に以下のエリアが開発されます。
- ・デイラ
- ・バールドバイ
- ・ダウンタウン
- ・ドバイマリーナ
- ・ビジネスベイ
- ・JBR
ドバイ政府の目標は、2040年までに教育と医療施設の土地面積を25%増加させることや、面積の60%を緑地化させることなど、人口を現在の347万人から2040年には580万人に増加させることなどが挙げれらます。
参考:Dubai 2040 Urban Master Plan
人口が増加するのはドバイだけではありません。中東・北アフリカなどを総称するMENA地域では、2021年に人口が5億6,000万人を超えました。2027年には6億人、2041年には7億人を突破します。2095年にピークの8億6,000万人に到達すると予測されています。
参考記事:JETRO|中東・北アフリカの人口は2060年に8億人超えの予測
ドバイの不動産投資エリア
ドバイの不動産投資エリアは、主に以下の6つです。
- ・ダウンタウン地区
- ・ドバイマリーナ地区
- ・ドバイクリーク地区
- ・ドバイヒルズ地区
- ・シティーウォーク地区
- ・ソバ・ハートランド地区
ダウンタウン地区
ダウンタウン地区はドバイの中心エリアです。2,500平方メートルほどの地区内に観光施設や商業施設、住宅、オフィスなどが密集しています。医療センターや教育施設、スーパーマーケットが徒歩圏内にあるコンパクトな地区なので住みやすいといえるでしょう。
また、ダウンタウン地区には、世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や世界最大のショッピングセンター「ドバイモール」などがあります。ドバイ観光の中心になるため、開発に伴い観光客の増加が期待できます。観光産業が盛んに訪れると、不動産を民泊として利用しやすいでしょう。
関連記事:ドバイのダウンタウン地区が不動産投資に向いている理由。運用方法も併せて紹介
ドバイマリーナ地区
ドバイマリーナ地区はペルシャ湾に面した地区で、パームジュメイラの付け根にあります。5平方キロメートルほどの面積に、約200棟の高層マンションが立ち並ぶ高級住宅エリアです。
地区内には「Damac Property 駅」と「JLT駅」があり、トラムや水上タクシーも運行しています。利便性に優れているため、自家用車を所有しなくても生活に困りません。
レジャー施設やレストランなども多くあり、それらへのアクセスも良好です。ドバイマリーナはドバイでもっとも人気の居住エリアのひとつなので、不動産投資で賃貸する場合は、空室リスクを下げられ、継続的な家賃収入を得られる可能性があります。
関連記事:ドバイマリーナ地区は暮らすのにおすすめのエリア。アラビア湾沿いの投資物件を紹介
ドバイクリーク地区
ドバイクリーク地区は港湾の再開発エリアです。ドバイ空港の南側、ドバイマリーナ地区の北東側にある地区です。同地区は古い建築物が並ぶ文化遺産地区と、現代的な建物が立ち並ぶエリアにわかれています。
地区内の南端には、ブルジュハリファをしのぐ世界一のタワー「ドバイクリークタワー」や、高級複合エリア「ドバイ・クリーク・ハーバー」などが開発される予定です。世界各国の都市をイメージした商業施設や住宅地区などが展開されます。
同地区の開発プロジェクトが完成すると、ダウンタウン地区の2倍の規模になる都市が完成します。ドバイの中心地に成り代わるほど大きな開発が計画されているため、不動産投資先として価値が高まっているのです。
関連記事:ドバイ・クリーク地区のエリア情報!開発中のエリアにある不動産投資物件を紹介
ドバイヒルズ地区
ドバイヒルズ地区は、ドバイクリーク地区の南西側、ドバイマリーナの北東側にあるエリアです。ドバイの中心に位置しているため、各地区へのアクセスに優れています。
同地区は緑が多く、他の地区と比較して閑静なことが特徴です。地区内にある18ホールのゴルフコースを取り囲むようにヴィラや低層アパートメント、タウンハウスなどの住宅が立ち並びます。
ドバイで最新の開発エリアであり、それが大規模であることから同地区は「city within a city(都市の中の都市)」と呼ばれています。住宅地や観光の名所としての発展が見込まれるため、不動産を賃貸することで家賃収入が見込めるでしょう。
関連記事:ドバイヒルズ地区はどのような街?エリア情報や日本人向けの不動産を紹介
シティーウォーク地区
シティーウォーク地区は、ダウンタウン地区の北西側にあるエリアです。最寄り駅は、ダウンタウン地区の「Burj Khalifa/Dubai Mall(ブルジュハリファ/ドバイモール)」であり、ドバイ各地区へのアクセスが良好です。
シティウォーク地区は、5階建〜6階建のパビリオンスタイルの建物34棟で構成されています。地区内にはヨーロッパ風の歩行者専用歩道があり、その周囲にはブティックやレストラン、ホテル、住宅地などが軒を連ねます。
シティウォーク地区は、ダウンタウン地区へ徒歩20分ほどで行ける立地です。立地の良さ・観光地資源の豊富さ・住宅の多さなどの理由から、開発にともない不動産の価値が向上するでしょう。
関連記事:【ドバイ】シティーウォーク地区のエリア情報|不動産投資におすすめの物件を紹介
ソバ・ハートランド地区
ソバ・ハートランド地区は、ドバイヒルズ地区とドバイクリーク地区に挟まれたエリアです。ドバイ中心部のモハメッドビンラシッドシティの北東にあり、インドの大手不動産会社「SOBHA」が開発しています。
ソバ・ハートランド地区は、ヴィラやアパートメント、タウンハウスなどで構成されている高級住宅街です。2022年には約3,000戸の住宅が売却されると予想されており、ドバイに移住を検討している不動産投資家の需要が高まっています。
世帯数も2022年の2,000世帯から、2025年には6,000世帯以上になるとされています。その結果、不動産投資をした場合は、家賃収入で高い利益を得られるでしょう。
関連記事:ソバ・ハートランド地区の特徴|高級住宅街にあるSOBHAの不動産を紹介
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本記事ではドバイで不動産投資をする方に向けて、おすすめの投資エリアを紹介しました。ドバイ政府は2040年までに各都市をアップグレードし、在住者の生活の質を向上させる計画を立てています。
都市開発にともない、世界中の富裕層が移住してくることが期待できるでしょう。今からドバイで不動産投資をしておけば、家賃収入や売却で高い利益を得られる可能性があります。
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