ドバイでは、毎年3月下旬の土曜日にメイダン競馬場でドバイワールドカップデーが開催されます。同イベントには、毎年、多数の日本馬が出場します。ここで気になるのが、日本の登録馬や結果、賞金額でしょう。本記事では、ドバイワールドカップデーの結果と賞金額、ドバイ競馬がドバイにもたらす経済効果についても解説します。
2023年は3月25日にドバイワールドカップデーが開催されました
2023年は3月25日にドバイのメイダン競技場で、ドバイワールドカップデーが開催されました。同大会は1995年にUAEの皇太子シェイク・モハメド氏により創設。第一回大会は1996年3月27日に開催され、以降2020年を除き、毎年レースが行われています。2023年は、以下の重賞9レースが同日に実施されました。
R | レース名 | 概要 |
1R | ドバイカハイラクラシック | G1、ダート2000m |
2R | ゴドルフィンマイル | G2、ダート1600m |
3R | ドバイゴールドカップ | G2、芝3200m |
4R | UAEダービー | G2、ダート1900m |
5R | アルクォーツスプリント | G1、直線芝1200m |
6R | ドバイゴールデンシャヒーン | G1、ダート1200m |
7R | ドバイターフ | G1、芝1800m |
8R | ドバイシーマクラシック | G1、芝2410m |
9R | ドバイワールドカップ | G1、ダート2000m |
日本馬
2023年は日本から27頭が6競走に参加しました。レース名と登録馬は以下の通りです。
レース名 | 日本馬 |
ゴドルフィンマイル(G2) | ウインカーネリアン バスラットレオン ラウダシオン |
UAEダービー(G2) | ゴライコウ コンティノアール デルマソトガケ ドゥラエレーデ ペリエール |
ドバイゴールデンシャヒーン(G1) | ジャスティン リメイク レッドルゼル レモンポップ |
ドバイターフ(G1) | ヴァンドギャルド セリフォス ダノンベルーガ ドウデュース |
ドバイシーマクラシック(G1) | イクイノックス ウインマリリン シャフリヤール |
ドバイワールドカップ(G1) | ヴェラアズール ウシュバテソーロ カフェファラオ クラウンプライド ジオグリフ ジュンライトボルト テーオーケインズ パンサラッサ |
賞金総額
ドバイワールドカップの賞金総額は、12万米ドル(約16億円)です。各レースにより賞金額は異なります。
レース名 | 賞金額(1着のみ掲載) |
ドバイカハイラクラシック(G1) | 100万米ドル(約1億3100万円) |
ゴドルフィンマイル(G2) | 58万米ドル(7598万円) |
ドバイゴールドカップ(G2) | 58万米ドル(7598万円) |
UAEダービー(G2) | 58万米ドル(7598万円) |
アルクォーツスプリント(G1) | 87万米ドル(約1億1397億円) |
ドバイゴールデンシャヒーン(G1) | 116万米ドル(約1億5196万円) |
ドバイターフ(G1) | 290万米ドル(約3億7990万円) |
ドバイシーマクラシック(G1) | 348万米ドル(約4億5588万円) |
ドバイワールドカップ(G1) | 696万米ドル(約9億1176万円) |
ドバイワールドカップの賞金額がもっとも高額で、1着は696万米ドル(約9億1176万円)、2着は240万米ドル(約3億1440万円)です。一方、賞金額がもっとも低いG2の賞金額は、1着で58万米ドル(7598万円)です。
※1ドル=131円
ドバイワールドカップデーに出場した日本馬の結果一覧
ドバイワールドカップデーに日本馬は合計27頭参加しましたが、このうちドウデュースはドバイターフ(G1)の出走を取り消されました。以下は、ドウデュースを除く各レースの日本馬の結果です。
レース名 | 順位 |
ゴドルフィンマイル(G2) | 4位:バスラットレオン 6位:ウインカーネリアン 11位:ラウダシオン |
UAEダービー(G2) | 1位:デルマソトガケ 2位:ドゥラエレーデ 3位:コンティノアール 4位:ペリエール 12位:ゴライコウ |
ドバイゴールデンシャヒーン(G1) | 5位:リメイク 6位:レッドルゼル 10位:レモンポップ 12位:ジャスティン |
ドバイターフ(G1) | 2位ダノンベルーガ 5位:セリフォス 14位:ヴァンドギャルド 取消:ドウデュース |
ドバイシーマクラシック(G1) | 1位:イクイノックス 5位:シャフリヤール 6位:ウインマリリン |
ドバイワールドカップ(G1) | 1位:ウシュバテソーロ 4位:テーオーケインズ 5位:クラウンプライド 10位:パンサラッサ 11位:ジオグリフ 12位:カフェファラオ 13位:ヴェラアズール 15位:ジュンライトボルト |
参考記事:JRAニュース
ドバイワールドカップデーによって観光収入が増加する可能性がある
JRAが発売する2023年ドバイワールドカップデーの海外馬券の売上は、61億100万4900円を記録しました。2022年の49億5441万8900円を11億近く上回りました。上記から日本国内で、ドバイワールドカップの注目度が高まっていることがわかるでしょう。また、英国ブックメーカーのウィリアムヒル社では、日本馬3頭が一番人気に設定されています。
今後、ドバイワールドカップデーで日本馬の活躍が予想されると、それらを見にくる観光客が増加する可能性も考えられます。結果的にドバイ市内の宿泊業や飲食業、小売業の売上アップにつながるでしょう。
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