カナダのコンサルティング会社であるresonance consultancy社が「世界のベストシティランキング2022」を発表しました。
世界のベストシティランキングの順位が変わり、東京を抜いてドバイが第5位となりました。このランキングを参考にしながら、投資をすれば上手くいきやすくなります。
今回は世界のベストシティランキングについて分かりやすく解説します。ぜひ、投資を検討している方はこの記事を参考にしてみてください。
世界のベストシティランキングとは
世界のベストシティランキングとは、カナダのコンサルティング会社であるresonance consultancy社が毎年公表しているランキングです。
同社は観光開発、不動産開発、経済開発のアドバイザーをしており、大都市人口を持つ主要都市の「場所」「評判」「競争力」「個性」を数値化して魅力的な都市をランキングにして評価しています。
このランキングは主要統計とユーザーの声の他、Google、Facebook、Instagramなどのチャンネルでのオンライン活動を分析しており、世界で最も綿密なシティランキングとして評価されています。
世界のベストシティランキングを参考にすると、どこの都市が新型コロナウイルス感染症の経済危機から立ち直れているのかが分かります。
世界のベストシティランキング
2021年 | 2022年 | |
第1位 | ロンドン | ロンドン |
第2位 | ニューヨーク | パリ |
第3位 | パリ | ニューヨーク |
第4位 | モスクワ | モスクワ |
第5位 | 東京 | ドバイ |
第6位 | ドバイ | 東京 |
第7位 | シンガポール | シンガポール |
第8位 | バルセロナ | ロサンゼルス |
第9位 | ロサンゼルス | バルセロナ |
第10位 | マドリード | マドリード |
世界のベストシティランキングの結果は上記の表の通りです。2021年は東京が5位、ドバイが6位でしたが順位が逆転しています。
東京は素晴らしい都市として高く評価されていますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてしまい経済回復が見込みづらかったため、ランキングが下がってしまいました。その一方で、ドバイはドバイ万博2020を開催したり、未来博物館を運営したりと前向きな姿勢が高く評価されました。
ベストシティとしてドバイが評価された理由
ベストシティとしてドバイが高く評価された理由は以下の通りです。
安全な都市として評価された
ドバイは治安が良く、街や海がキレイで世界一安全な都市として評価されました。世界経済フォーラムの「旅行・観光競争力レポート」の安全性部門ではアラブ首都国連邦(ドバイ)は第7位にランクインしています。
ちなみに、私たちが安心して住める日本(東京都)は第13位にランクイン。この結果から、どのような人でも安心・安全に暮らせる都市として評価されていることが伺えます。しかし、忘れ物や置き引きなどには注意しましょう。
ドバイ万博2020で知名度を上げた
ドバイ万博2020で世界の人々を誘致して、アラブ首長国連邦の都市ドバイは知名度を上げました。ドバイ万博事務局によるとドバイ万博2020により経済効果は30億ドルです。また、ドバイ万博2020を開催し終えた後、約8割の会場設備を再利用しています。
「District2020」と呼ばれる新しいスポットを作る予定で、商業施設や企業が入居する予定となっています。また、新しい展示会を催す際の場所としても利用される予定で、経済効果を見込んでいます。
未来博物館を運営し始めた
2022年7月にドバイに未来博物館をオープンしました。ドバイの幹線道路沿いに輝きを放つステンレスの建物で多くの人を惹きつける外観をしている未来博物館。アラブ首長国連邦の総理大臣のムハンマド首長は「世界で最も美しい建物」だと述べており、インスタグラムで撮影する方も多い象徴的な存在です。
未来博物館は、ショッピング、テクノロジー館、キッズ館などのエリアに分かれており、テクノロジー館ではサイバー犬や皮膚に埋め込むことができる決済チップ、コロナウイルス服などを見たり体験できたりします。「未来は待つのではなく、作り出すもの」と願いを込めて作られた未来博物館でドバイのデジタル技術の高さが高く評価されました。
まとめ
世界のベストシティランキング2022で、ドバイは東京を追い越し5位になりました。ドバイは安全・安心して暮らせる都市として知られており、ドバイ万博や未来博物館によって魅力を世界の人々に知ってもらえました。
また、ドバイは経済大国に発展させるために「ドバイマスタープラン2040」を発表しており、積極的に都市開発が行われています。都市開発が行われているため、不動産価格も高騰しています。
投資家の方は、ベストシティランキング2022を参考にすると、どこの国がコロナ禍のダメージから回復しているか分かるでしょう。ぜひ、このランキングを参考にビジネスや投資について考えてみてください
また、ドバイについて知りたいことがございましたら、JCME GROUPにお気軽にお問い合わせください。