「海外移住の費用はいくらかかるのだろう…」と考えているのではないでしょうか?
日本は安全で暮らしやすい国ですが、少子高齢化による税負担の増大や可処分所得の減少などの課題も多くあります。節税や外貨を得るために、海外移住を検討している方も多いでしょう。
海外移住にはビザや航空券の取得、マイホームの確保などの準備が必要です。ただし、その費用がいくらかかるのかを知らない方もしばしばいます。
そこで今回は、海外移住にかかる初期費用と生活費を国ごとに紹介します。ぜひ、本記事を参考にして海外移住の予算を設定してみてください。
海外移住前にかかる初期費用
海外移住前にかかる初期費用は、先進国で50〜100万円、発展途上国で20〜30万円ほどでしょう。ここでは海外移住前にかかる諸費用を、国別にまとめました。
なお、本記事で紹介する国は、外務省「海外在留邦人数調査統計」の長期滞在者が多い国と、Henley Global Citizens Reportの富裕層の流入が多い国からピックアップしています。
項目 | 費用 |
パスポート更新費 | 16,000円(10年間有効) |
ビザの取得費(国別) | UAE(ドバイ):5,000AED〜(約200,000円〜) アメリカ:$185〜(約27,500円〜) タイ:2,500THB〜(約10,000円〜) イギリス:479£〜(約87,000円〜) オーストラリア:510A$〜(約48,000円〜) |
予防接種費 | 20,000円〜30,000円 |
国際免許証の取得費 | 約2,400円 |
航空券の取得費(国別) | UAE(ドバイ):約120,000円 アメリカ:約120,000円 タイ:約30,000円 イギリス:約170,000円 オーストラリア:約130,000円 |
※2023年9月27日時点
上記のうち、パスポートの有効期間が1年未満ならば、事前に更新しておきましょう。また、自動車を運転しないならば国際免許証はいりませんし、国によっては予防接種が不要です。このため、移住者によって初期費用が大きく変わることを理解しましょう。
【国別】海外移住後にかかる生活費
海外移住にかかる初期費用を把握できました。では、国ごとにかかる生活費はいくらなのでしょうか?今回は海外移住にかかる生活費を国ごとに紹介します。
- ・UAE(ドバイ)
- ・アメリカ
- ・タイ
- ・イギリス
- ・オーストラリア
なお、上記の国のうち、UAE(ドバイ)は富裕層の移住者がもっとも多い国として知られています。ドバイでは所得税と住民税が非課税で、法人税率が9%です。世界各国の税率に比べて低いため、投資家や経営者がドバイに移住するのだと考えられます。
参考:Henley Global Citizens Report
それぞれの生活費を見ていきましょう。
UAE(ドバイ)
UAE(ドバイ)の1ヶ月の生活費は約269,000円です。
項目 | 費用 |
住居費 | 160,000円 |
食費 | 30,000円 |
水光熱 | 10,000円 |
通信費 | 6,000円 |
交通費 | 10,000円 |
生活用品 | 3,000円 |
被服費 | 8,000円 |
医療保険 | 2,000円 |
娯楽費 | 20,000円 |
その他 | 20,000円 |
アメリカ
アメリカの1ヶ月の生活費は約420,000円です。
項目 | 費用 |
住居費 | 170,000円 |
食費 | 50,000円 |
水光熱 | 20,000円 |
通信費 | 10,000円 |
交通費 | 30,000円 |
生活用品 | 5,000円 |
被服費 | 5,000円 |
医療保険 | 90,000円 |
娯楽費 | 20,000円 |
その他 | 20,000円 |
タイ
タイの1ヶ月の生活費は約144,000円です。
項目 | 費用 |
住居費 | 60,000円 |
食費 | 35,000円 |
水光熱 | 4,000円 |
通信費 | 2,000円 |
交通費 | 4,000円 |
生活用品 | 3,000円 |
被服費 | 3,000円 |
医療保険 | 3,000円 |
娯楽費 | 20,000円 |
その他 | 10,000円 |
イギリス
イギリスの1ヶ月の生活費は約306,000円です。
項目 | 費用 |
住居費 | 180,000円 |
食費 | 50,000円 |
水光熱 | 10,000円 |
通信費 | 3,000円 |
交通費 | 10,000円 |
生活用品 | 5,000円 |
被服費 | 5,000円 |
医療保険 | 3,000円 |
娯楽費 | 20,000円 |
その他 | 20,000円 |
オーストラリア
オーストラリアの1ヶ月の生活費は約257,000円です。
項目 | 費用 |
住居費 | 130,000円 |
食費 | 50,000円 |
水光熱 | 10,000円 |
通信費 | 4,000円 |
交通費 | 5,000円 |
生活用品 | 3,000円 |
被服費 | 4,000円 |
医療保険 | 11,000円(注1) |
娯楽費 | 20,000円 |
その他 | 20,000円 |
(注1)医療保険費は課税収入の1.5%。オーストラリアの平均年収より算出
海外移住の費用に関するFAQ
海外移住の費用に関する疑問に回答します。
- ・どのくらいの貯金額があれば海外移住できますか?
- ・女性一人で海外移住するのにおすすめの国はどこですか?
- ・海外移住先で仕事はどのように得ますか?
それぞれ順番に答えます。
どのくらいの貯金額があれば海外移住できますか?
どのくらいの貯金額が必要かは、移住先や個人の価値観によって異なるため、一概にはいえません。ただし、先進国で150万円、発展途上国で50万円ほどの貯金があると大きな心配はないでしょう。
女性一人で海外移住するのにおすすめの国はどこですか?
女性一人の海外移住には、UAE(ドバイ)がおすすめです。外務省の「海外安全ホームページ」によると、ドバイの危険度は0です。また、世界各都市の犯罪率をデータベース化したサイト「NUMBEO」によると、2023年中旬のドバイの安全指数は世界133カ国中5位でした。ドバイの治安は、至る所に配置されているセキュリティによって維持されています。
海外移住先で仕事はどのようにしますか?
海外移住先で仕事をする方法としては、主に以下の3点が挙げられます。
- ・現地就職
- ・リモートワーク
- ・法人設立
現地就職の場合は、現地企業がビザを発行します。リモートワークや法人設立の場合は、海外のビザ申請代行や法人設立のサポートを行う企業に依頼するとよいでしょう。
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今回は、日本人の海外移住者が多い国や、富裕層が多く住む国をピックアップして、初期費用や生活費を解説しました。本記事で紹介した国のうち、UAEに興味のある方は、ぜひJCME GROUPにご相談ください。
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